寒い季節に食べたくなる“おでん”。
実はおでんは具材次第で栄養満点になる幼児食にピッタリなお料理です。
おでんは地域によってだしや具材が違う様なので、ご当地おでんをご紹介しながら、幼児食として取り入れられることをまとめていきます。
1歳半〜6歳までの幼児期に食べる食事。
離乳はしているものの大人と同じ食事はまだ食べられないものも多い。
食事が内臓・味覚・脳などの発達に関わる大切な時期の食事。
幼児食に使える!子供喜ぶおでんの定番具材
おでんの具材は様々で好きな具材の話でひとしきり盛り上がれるテーマですよね。
ここでは幼児食に適した具材をピックアップ。
幼児期のお子様がいる家庭ではぜひ参考にされて下さい。
●卵
卵はとにかく栄養価が高い食品です。
たんぱく質、ビタミン、鉄分などの五大栄養素が豊富に入っています。
またおでんでは固茹でした卵を使用する為、消化にも良いです。
●大根
水分が多いにも関わらず栄養もあります。
胃液の分泌や肝臓での解毒作用を活性化させる働きがあるイソチオシアネートという成分が入っています。
●厚揚げ
鉄分が豊富です。
木綿豆腐の4倍含まれるとされています。
幼児期は鉄分が不足しがちなので、重宝する食材です。
●はんぺん
魚のすり身の為、たんぱく質が豊富です。
少し塩分が強いので、おでんに入れる前に湯通しして塩抜きしておくと幼児にも安心して与えられます。
●こんぶ
だしも出るこんぶ。
食物繊維豊富なので、整腸作用が高まります。
石川県のおでん
“金沢おでん”をご存知ですか?
私はこのブログを書くまで知りませんでした。
(石川県の方、申し訳ございません!)
調べてみたらとても美味しそうだったので、ご紹介します。
金沢おでんのだしは魚介だし。
そこに地元でとれる蟹面、車麩、バイ貝などが具材として入ります。
お醤油を使わずに魚介から出るだしで食べるおでんはアッサリしていることが特徴。
幼児期にも食べやすいものとなっている様です。
京都府のおでん
京都は名物である湯葉や豆腐など、豆腐製品をおでんに入れるのが特徴です。
京野菜も入れて、栄養満点です。
だしは昆布と少量の塩です。
シンプルであっさりとしており、幼児期に最適です。
鹿児島県のおでん
甘めの味付けを好むと言われている九州。
なかでも鹿児島はその傾向が強いと言われています。
鹿児島おでんのだしは味噌を使うことが特徴。
鹿児島名産の豚を使った豚骨だしと味噌を合わせただしで体の芯から温まります。
具材は、豚肉の他にも名物さつま揚げが入ります。
さつま揚げは甘味があり味噌とよく合います。
味噌は発酵食品です。
整腸作用などがあり、幼児期に積極的に取り入れたい食品です。
子供が食べられるだしレシピ
おでんだしはご家庭でも作ることができます。
幼児食として食べられるようにレシピを載せておきます。
幼児期のお子様がいるご家庭ではおすすめです。
《だしのレシピ》
・水 1,000ml
・こんぶ 1枚
・かつお節 大さじ5
・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・みりん 小さじ1
《作り方》
1.だしの材料を合わせて沸騰させる
2.沸騰したら火を消して10分放置
3.再び火をかけてかつお節、昆布を取り除く
4.下処理したお好みの具材を入れて煮込む
(弱火で50分)
食べる直前に再び火にかけて温めます。
味の染みた美味しいおでんになります。

焼きおにぎりにだしをかけると美味!
お醤油を少量混ぜたおにぎりで焼きおにぎりをつくります。そこにだしをかけて食べると美味しいです。
子供にも好評でした。

まとめ
いかがでしょうか。
おでんは体を温め、さらには様々な栄養がとれるお料理です。
今年のおでんはひと味違っただしや具材で子供と一緒に楽しみましょう。
コメント