今回は無痛分娩を選択した私の気持ちや実際の無痛分娩の流れなどをまとめました。
※こちらは後編です。
前編はこちら。
私が無痛分娩を選択した理由
私は過去に患った病気により、日常生活は普通にできるものの体力維持に努力が必要な状態です。
体力面が気になり、無痛分娩を考え始めました。
また家から近くの産院が無痛分娩を推奨していたことで、無痛分娩を身近に感じていました。
最終的に決めたのは妊娠後期に参加した医師による無痛分娩の説明会です。
正直、当時は心のどこかで無痛分娩に対するリスクが引っかかっていました。
でも説明会ではリスクの説明もあったうえで、出産全般の説明が詳しくなされました。
この説明で納得できたことが決意に繋がりました。
私が納得できたポイントは
・緊急時の対応体制が整っている
・産後の早期体力回復が期待できる
でした。
同時に説明をしてくれた医師に信頼をおけると感じたことも、安心材料となりました。
誰にどこまで話すか
私は主人、実母のみに話しました。
義父母には言わないことを決めていました。
義母は無痛分娩に否定的な発言をしていたことがあったからです。
義母は普段は私によくしてくれる優しい人です。
でも考え方は人それぞれです。
そのことから産前の自分自身に余計なストレスを与えるようなことはやめようと思い、周囲には話していません。
お産の流れ
背中に麻酔を入れる管だけを通す
病院に着いてすぐに処置室に横になり、そのまま始まりました。
体を小さく丸めて、背中に管を通します。
針が入る瞬間は「ズーン」という鈍い痛みでした。
一瞬で、意外となんともないな、というのが感想です。
お産を誘発する
お産を誘発する方法はその人の状態や病院により違います。
私は最初に子宮口を広げるバルーンを入れました。
まだ麻酔は入れていませんので、痛みはあります。
痛みと言っても、今までの妊婦健診で内診されている延長程度の痛みです。
それよりバルーンを入れたまま何時間も過ごすので、常に違和感があったり、お手洗いが大変などで不便さの方が印象に残っています。
痛みに耐えられなくなって麻酔を入れる
数時間後に陣痛が始まりました。
病院によっては痛くなる前から麻酔を入れてくれるところもある様です。
一方で麻酔を入れ始めるとお産の進みが遅くなる傾向がある関係で、ある程度お産を進めてから麻酔を注入する病院も多くあります。
私が出産した病院は後者でした。
私の場合は初産にもかかわらずお産の進みがかなり早かった様です。
準備や麻酔が効くまでの間にもどんどんお産が進み、結果として産まれる直前に麻酔を入れることとなりました。
最後のいきみ数回は麻酔が効いていました。
それまでの痛みはひいて、なんとか陣痛の波が分かるくらいの小さい痛みでした。
それからは陣痛の波に合わせていきみ、産まれる瞬間も感覚として分かりました。
産後
後陣痛は1日目夜に少しだけありました。
ただ2日目からはかなり元気になりました。
産後の回復が早かったのは確かです。
産後最初の食事も完食しましたし、数時間後にはゆっくりですが歩いて新生児室まで行きました。
無痛分娩は子供に愛情がわかないって本当?
結論、嘘です。
無痛分娩だろうと帝王切開だろうと自然分娩だろうと、出産方法で子供への愛情が変わることはありません。
断言できるのは、今の私で証明できるからです。
現在3歳の我が子。
今までに自分の子供への愛情に疑問を感じたことは一度もありません。
みんな子供への愛情に溢れています。
まとめ
無痛分娩は麻酔を使う為リスクが伴います。
ただ逆に自然分娩にリスクはないのか?というと、そうではありません。
そして無痛分娩でも出産までに痛みが全くないわけではありません。
楽して出産できる、とは違います。
人には様々な考え方があります。
自然分娩にこだわる方を否定する意図はありませんし、それはそれでひとつの考え方だと思っています。
大切なのは自分自身がその選択に納得しているかだと思います。
これからお母さんになる方々、ご自身が納得いく選択が出来ることを願っています。
✔︎お産の流れは十人十色
✔︎無痛分娩と自然分娩の違いやリスクを正しく知る
✔︎納得して選択をする
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