「毎日のお夕飯、作るのが大変!」
「作り置きネタが尽きてきた…。時短で簡単な作り置きないかな」
とお探しのママさん!
“重ね煮”をご存知でしょうか?
重ね煮はさまざまな食材を重ねて煮る調理方法です。
幼児期のみならず、妊娠中の方や離乳食時期のお子さまをお持ちのママにも役立つ調理方法です。
重ね煮があれば、カレーライスやハンバーグなど子どもが大好きメニューも時短で作れます。
今回は、重ね煮の作り方からアレンジ方法までまとめます。
重ね煮を知れば、来週からお夕飯の一品がとても楽に作れますよ!
重ね煮とは
重ね煮とは
です。
いくつかルールがあります。
最初は“ルールって面倒くさそうだな…”と思うかもしれませんが(最初の私がそうだった)
それさえ知ってしまえば、その後は本当に良いことがたくさん待っています。
重ね煮を作るメリット
メリットは
✔︎食材のうまみがアップする
✔︎料理が最小限の調味料で済む
✔︎食材の栄養価がアップする
✔︎一度にたくさんのお野菜が摂れる
✔︎いろいろな料理に使えて時短になる
✔︎数日保存出来る
食材同士が本来のうまみを出し合い、少量の塩のみを使うことで食材本来の甘味を引き出します。
無水調理なので保存がきくことも特徴です。
さて、次はルールのお話です。
重ね煮を作る時の最低限3ルール
重ね煮の食材選びは陰と陽
重ねる食材は陰と陽で選びます。
夏や暑い地方で獲れるもの、体を冷やす作用があるもの、カリウムが多いもの等
冬や寒い地方で獲れるもの、体を温める作用があるもの、ナトリウムが多いもの等
陰と陽が分からなくても大丈夫。
こちらにそれぞれの食材例をまとめておきます。
食材全てに陰陽があると言われているのですが、今回は重ね煮に使えそうなお野菜のみピックアップして挙げてみます。
・茄子・ピーマン・芋類・椎茸・ほうれん草等
・根菜類・玉ねぎ・かぼちゃ等
※陰陽の間に中庸という分類をもつ考え方もあり、葉物やかぼちゃ、玉ねぎ等は中庸に近い食材です。
この陰陽の食材を交互に重ねていきます。
重ね煮に必要な調味料は塩のみ
食材以外に必要なものは塩。
あまり精製されていないミネラル豊富なものを選びます。
塩は味付けではなく、食材の甘みを引き立たせる為に使います。
スイカに塩をかけたら甘く感じる、の原理です。
重ね煮の鍋は厚手で蓋に穴がないもの
厚手と言えば土鍋が適しているのですが、蓋に穴が空いています。
蓋の穴に野菜の切れ端(人参や大根の葉など)を刺して塞いでしまえばバッチリです。
私はストウブ鍋を使用しています。
無水調理に向いていて、煮物等も美味しく出来ます。
正直、買う時は「鍋に2万円かぁ…」ととても高く感じました。
でもストウブ鍋ひとつで煮込み料理系はなんでも美味しく仕上がります。
フライパンでは硬くなってしまうハンバーグとロールキャベツがふわふわに仕上がった時は感動すらしました。
そして今回ご紹介の重ね煮。
これだけメリットがあれば買って良かったと思っています。
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重ね煮のレシピ
基本の重ね煮の作り方です。
《材料》
- 椎茸(小さい子どもはエノキの方が食べやすい傾向あり)
- じゃがいも
- 玉ねぎ
- 人参
- 塩
《作り方》
- 鍋底に塩をふる(うすーく。底が見えるくらい。)
- 椎茸→じゃがいも→玉ねぎ→人参の順に切って重ねる(それぞれの食材をしきつめて積み上げる感じ)
- 最後にまた塩を全体にうすーくふる
- 蓋をして極弱火。30分(目安)。
- 一番上の食材である人参の香りがしてきたら出来上がり
- 蓋を開けて天地がえをしてバットなどで冷やす
おしまい!
調理中はこんな感じです。↓↓↓



もっとギュウギュウに大量に敷きつめた方が旨味がしっかり出ます。
我が家は5日で消費出来る量を作ってこのくらいですが、重ね煮をたくさん使う料理を作ると決めている時はギュウギュウ詰めで作ります。
アレンジ自在・まずはお味噌汁を!
今回紹介したレシピは基本の重ね煮ですが
椎茸を他のきのこにしたり、じゃがいもはさつまいもや里芋にしたり、葉物も加えたりと、アレンジ自在です。
味付けは何もしていないのに、食材を変えると味が変わります。
そしてこの重ね煮をどんな風にお料理に取り入れるか…
一番手軽なのはお味噌汁です。
手順は…
熱湯を注ぎ
お味噌を溶かしたら出来上がり!
です!
野菜の出汁がきいているので、出汁をとる必要もありません。
それに簡単に鍋無しでお味噌汁が出来るなんて、子育て中の忙しいママには朗報です。
ぜひお試しください。
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