今すぐ始めたい台所育児〜ワーママでもワンオペでも簡単にできるモンテッソーリ教育

食育
モンテッソーリ教育とは 

自立したいという子どもの思いを満たしながら

生きる喜びを与えること

を目指す教育。

 

そのために自立したい欲求を満たせる環境を整えたり声かけを工夫する等して、子どもの成長を援助する、という考え方の教育です。

 

 

詳しくはこちら

モンテッソーリ教育の話
モンテッソーリ教育って聞いたことありますか?  私は子どもを産むまで知りませんでした。育児に悩んでインターネットに頼ってみると、すぐにお目にかかれる言葉でした。 ...

 

 

なんだか良さそう…

じゃあ

“数をかぞえる練習をさせなくちゃ!”

“字を書けるようにするには…習い事を検討しよう!”

等と思ったママもいらっしゃると思います。

 

ちょっと待ってください!

 

もちろん、お子さんの欲求を満たす習い事があれば素晴らしいと思います。

させてあげたいですよね。

 

しかし時間とお金に余裕がなければ続かない現実…。

 

そんな現実でも大丈夫。

 

ワーママでもワンオペでもすぐに始めらるモンテッソーリがあります。

それが台所育児です。

 

お料理をする工程は子どもの欲求を満たせることがたくさんあります。

わざわざ何かをさせよう!と意気込まなくても自然な流れで取り入れることが出来ます

今回は台所育児で出来るモンテッソーリ教育をご紹介します。

 

言葉を吸収する

お料理は親子のコミュニケーションを取りながらでないと出来ません。

自然と言葉に触れます。

また食材の名前や色を覚えることも出来ます。

お母さんは“これはレンコンだよ”など言葉がけをしながら調理を進めます。

 

順番や秩序を学べる

調理前には手を洗う、冷蔵庫は開けたらすぐ閉める、お野菜は洗ってから使う等の

決まったルールがたくさん存在します。

それを自然と身につけることが出来ます。

お母さんはゆっくり説明をしながら、作業をするようにします。

 

手先を使う細かい作業が出来る

えのきをほぐす、えんどう豆のスジを取るなど

細かい作業が多いのも調理の特徴です。

細かい作業もゆっくりとお手本を見せることで要領を得ます。

同じことを繰り返す作業は、黙々と取り組み集中力を見せてくれます。

 

五感をフルに使える

食材の見た目、味、匂い、触感等まさに五感を使って調理します。

お母さんは“これがごぼうだよ。細いね。何色かな?固いかな。柔らかいかな。”など

子どもに五感を使わせる誘導をしていくとより効果的です。

 

醍醐味である味見を子どもにしてもらう時は、必ずその感想を言ってもらいます。

そうすることで子どもは舌の感覚を一生懸命に使おうとします。

文字を書く

お料理に慣れてきた幼児期後期の子どもであれば

作ったお料理のレシピを書くことが出来ます。

字を書きたい欲求がある時期にはピッタリな取り組みです。

 

字や絵などにすることで、その日した調理の振り返りをすることになり

その時は頭もフル回転です。

数をかぞえる

にんじん1本、しょうゆ大さじ1杯、お皿は3枚など

数えるタイミングはたくさん。

 

幼児期には調味料ってなんだか魅力的な様で

しょうゆやお酒のボトル、スパイス等を並べては眺めたりすることに

興味がある子どもも多いです。

片付けが面倒だな…と一瞬思いますが

これはまた配列等にこだわる欲求、数をかぞえたい欲求と考えて、見守ってみましょう。

 

大人がしてることを説明する

 もちろん調理工程の中には子どもに難しいこともあります。

その部分をお母さんがする時は、必ず何をしてるか言葉で説明をします。

 

継続していると、ちゃんと理解出来るようになります。

子ども自身が初めてチャレンジする時も抵抗が少なくなります。

 


前回の記事にあった表の子どもの欲求一覧が全て満たされました

これはやってみる価値有りと思ってもらえたかな…と思います。

 

私の子どもは一時期、おもちゃを叩いたり投げたりばかりしていました。

 

“おもちゃは投げないよ”

“なんで投げるの!人に当たったら痛いでしょ!”

と怒ってばかりだった時期。

 

台所育児は始めていたので、叩きキュウリを作ってもらったり

ハンバーグのタネをボウルの中で叩く(調理としては、空気を入れる作業のことです)

等してもらってました。

 

すると欲求が満たされたのか

その後しばらくはおもちゃを投げたり叩いたりしなくなりました。

また数日経ったらしてましたけどね…。

でも、そういえば最近減ってきたかも!

 

これからも子どもの欲求に合った援助を考え出来る限りしてみたいと思っています。

事前準備は必要なくできる台所育児。

まずはそこから始めませんか。

 

子どもが興味を示したら、調理器具や調理環境を整えて本格的に台所育児へチャレンジしましょう!

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