子育てにイエスバット法を使う

子育て論

先日お仕事で部下に指導する機会がありました。

部下の教育を考えていると、子育てみたいだなと思うことがあります。

 

子育てに応用できそうな話法のお話です。

 

イエスバット法

イエスバット法、聞いたことありますでしょうか。

営業職や接客業に携わる方は身近な言葉かもしれません。

 

 

イエスバット法とは…一度肯定をした後に否定をする話法

 

 

つまり相手が言ったことを否定したい時に使います。

真っ向から否定せず、一度肯定“YES”と言った後に否定“NO”と言うのです。

 

 

ママ友との会話で使える話法

相手の言っていることを否定したいけれど、バッサリ否定するのは失礼になるかな?

と躊躇する場面で使えます。

 

例えばビジネスでの会話。

 

会議中に意見を発言した相手に「それは違う」と否定を示したいが、せっかく意見を挙げてくれたことまでを否定したくない。

 

こんな時は

「○○さんのご意見も一理ありますね。しかし、私は△△△だと思います。」

という風に一度「一理あるよね」と肯定をした後に、「でもこう思うよ」と否定の意見を述べます。

 

 

例えばママ友との会話。

 

「○○ちゃんは字が上手にかけてすごいね」と自分の子どもが褒められた時。

謙遜して「いやいやそんなことないですよ!」と言いがちです。

 

謙遜は時に相手を否定することになります。

 

こんな時は

「ありがとう。そう言ってもらえると毎日書く練習をしている○○も喜ぶわ。」

一旦ありがたく受け止めます

 

謙遜(否定)をしたい時はその後すれば良いのです。

 

 

子どもに響くイエスバット法

幼児期の子どもは自己肯定感を高めることが成長に大きく繋がります。

自己肯定感は自分に自信を持つことで高めることが出来ます。

 

子どもはいろいろなことを主張してきます。

 

遊びたい、自分で着替えたくない、歯磨きが嫌だ等々…。

そんな時は一旦その気持ちを受け止めます。

それから、こちらの意見を主張します。

 

例えば

ご飯の時間なのに遊びに夢中でなかなか食べ始めようとしない時。

「もう時間だから食べるよ!」

「ご飯の時間だって何度も言ってるでしょ!」

と子どもの行動を真っ向から否定したくなります。

 

これを続けると子どもは遊ぶこと自体が悪いこと、叱られることだと認識し

“ご飯を食べる時間は遊びたい欲求を妨げる時間”と捉えてしまい、苦痛になっていきます。

 

そこを

「まだ遊びたいよね。このおもちゃ面白いね。」

という具合いに一旦受け止めます。

 

それから

「でもご飯が出来上がったから遊びは一旦中断して、ご飯が終わったらまた遊ぼうか。」

否定+提案までできると良いと思います。

  

すぐに理解はできないかもしれませんが、ひとまず自分を否定されたと思うことは避けられます。

 

“親が自分の話を理解してくれた”という経験が
自信となり自己肯定感を高めます。

 

 

他にもあるイエス○○法

イエスイフ法

先程のご飯を食べようしない子どもとの会話例に少し近いです。

相手の言葉を肯定“YES”の後に、もし“IF”〜ならどうですか?と他の案を提案します。

 

それもいいけどこれもいいよね、と相手に選択肢を与える感じです。

 

子どもには選択をさせる習慣が大切です。

そのお話は以前に書いた記事がありますので、ぜひ読んでいただければと思います。

 

 

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