添加物の話シリーズ最終回。
今までは危険な添加物と安全な添加物を見分けて、なるべく避ける様にお話してきました。
でも危険と分かっていても完全に排除するのは難しいものです。
今回は食品添加物をなるべく避けることと同じくらい大切な“体内の不要物を排出する”方法をまとめていきます。
デトックス
体の中に入った有害な物を、体の中に溜め込まない様に外へ出すこと
解毒を意味します。
食品添加物を摂取しても体内のデトックス機能が働けば、体に良くないものは排出されます。
デトックス機能が低下していると体内に毒素が溜まっていき、体調に影響を及ぼします。
体内に悪い物が停滞することで、体の本来の動きが出来なくなってしまうのです。
危険な食品添加物を体内に溜め込むと起こりうる危険性はこちらをご参照ください。
デトックス作用のある食べ物を食べること
体外に悪い物を出す働きをする内臓を活発に働かせ健康な状態にしていくこと
が必要です。
解毒作用のある肝臓を健康にする方法
栄養素の分解、胆汁の生成などの働きがありますが、もうひとつの働きが解毒です。
食品添加物で有害な物が体内に入ると、肝臓で分解して無害にすることができます。
ただ肝臓に負担がかかると分解が追いつかなくなります。すると有害な物が体内に溜め込まれてしまいます。
子どもは肝臓が発達途中なので、大人より負担を感じやすいです。その為食べすぎにならないように注意が必要です。
また肝臓は摂りすぎた糖質を蓄えておく機能があります。人間が全く食べなくても数日生きられるのはこの蓄えがあるからです。
蓄え機能は必要なことなのですが、その蓄えるキャパをもオーバーして糖質を摂りすぎると、今度は糖質を中性脂肪に変えて蓄えられてしまいます。
糖質の摂りすぎは肝臓に負担をかけるので注意が必要です。
また内臓が健康である為には規則正しい生活が不可欠です。
早寝早起き、良質な睡眠、3食の食事をしっかり摂り規則正しく生活をすることが、肝臓を強くすることに繋がります。
✔︎糖質を摂りすぎない
✔︎規則正しい生活をする
ろ過作用のある腎臓を健康にする方法
栄養素をろ過して、不要な物を尿に変えて排泄する働きがあります。
腎臓が弱っていると、ろ過がうまく出来ず有害な物が体内に残ってしまいます。
水分補給をしっかりすることが利尿作用に繋がります。尿を出しやすい体内環境作りは毒素を出しやすい体づくりの第一歩です。
また塩分を摂りすぎると体内の水分と塩分のバランスを保つことが難しくなり、腎臓に負担をかけてしまいます。
塩分控えめな食事を心がけましょう。
そして腎臓は冷えると機能が落ちます。
冬場はもちろん、夏場もクーラーの効いた部屋で過ごしていると少しずつ体内が冷えてきます。
冷えを感じたら腰を温める様にするのがおすすめです。
✔︎塩分は控えめにする
✔︎腎臓(腰あたり)を温める
デトックス効果が高い食材
肝臓や腎臓をしっかり機能させたうえで、それを補助する為にデトックス効果の高い食材を摂ると良いです。
ご紹介します。
キウイ
キウイはカリウムが豊富です。カリウムには余分な塩分を排出する働きがあります。
アボカド
アボカドにはグルタチオンという成分が豊富に含まれます。
グルタチオンとはアミノ酸(たんぱく質)の一種で、抗酸化作用に加えて解毒作用があります。
根菜類
お腹のお掃除と言えば食物繊維豊富な根菜類。
いくら肝臓でしっかりと毒素を排出させても、腸で停滞させてはなりません。しっかりと便による排出をする為に、腸を動かすことも大切です。
生姜、にんにく
利尿作用、排便作用、発汗作用の3拍子が揃った毒素排出を助ける食材です。
また生姜には体を温める効果もあるので、腎臓を冷やさない為にもとても良い食材です。
味噌
味噌はスーパーフード。
味噌に含まれるメラノイジンという物質には解毒作用があります。
さらには毒素を溜めにくくする作用も認められています。
味噌汁にお野菜、お豆腐などが入れば
最高のデトックスメニュー。
幼児期には塩分が強くならない様に薄めて食べさせると良いです。
まとめ
3回にわたり添加物についてまとめました。
子どもは大人と比較して内臓は未発達です。
有害な物を大人の様には排出出来ません。
それを頭に入れておいてほしいと思います。
そのうえで日頃から食べている食品は安全か?と考える時の判断材料にしてもらえたら良いなと思っています。
とは言え食品添加物があるからこそ、食品が美味しくなったり見栄えが良くなり食欲が湧いたりします。
摂取と排出のどちらもを考えて、上手に添加物と付き合っていくようにしましょう。
またこれはオススメって食品を見つけたらご紹介しますね!
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