五大栄養素のひとつ、脂質のお話です。
脂質は脂肪酸で構成されます。
脂肪酸にはたくさんの種類がありますが、大きく分けると2種類です。
それは
です。
その中でもさらにいろいろな種類に分類されます。
種類によって役割や吸収のされ方が違います。
どれかひとつではなく、バランス良く摂ることが理想です。
脂質は体に悪いものだと認識されやすいのですが、必要な脂質は必要な分だけしっかり摂取しなければなりません。
幼児期にとっては生きていく為+成長する為に大切な栄養素です。
脂質の多くは体に蓄積され、必要な時にエネルギー源になります。
脂質は脂肪になることで体温の調整等をして、体を守る働きがあります。
でも脂質の働きはそれだけではありません。
脳の神経組織、血液、ホルモンを作ることに関わりがあります。
また脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きもあります。
多種多様な役割ですね。
(飽)…飽和脂肪酸
(不)…不飽和脂肪酸
- 脂つき牛肉 (飽)
- レバー (不)
- サンマ (不)
- サバ (不)
- バター (飽)
- ごま油 (不)
- オリーブオイル (不)
- くるみ (不)
などなどです。
不飽和脂肪酸をさらに分類すると、その中に“オメガ3脂肪酸”という脂肪酸があります。
これは中性脂肪を減らしたり、血液の流れを良くしたり等の生活習慣病予防にも効果があります。
またDHAの前身でもあります。
オメガ3脂肪酸は体内で作られないので、100%を食事から摂る必要があります。
様々な脂肪酸をバランス良く摂るのが理想ですが
不足しがちな脂肪酸でもあるので、積極的に摂るようにすると良いです。
えごま油、アマニ油、青魚、くるみ等
コレステロールと聞くと悪いイメージがありませんか?
でもコレステロールは脳の発達の材料なので大事な成分です。
ただ“必要なコレステロールは7割が体の中にある”のです。
食事から積極的に摂ろうとする必要はありません。
その為に多く摂るとすぐに摂りすぎな状態になってしまう為、“摂取を控えた方が良い=悪いもの”というイメージになっていると思われます。
あとの3割は食事から補う必要がある、ということは覚えておいて欲しいと思います。
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