ルールを守る子どもに育てる方法〜幼児期から練習しよう

子育て論

前回はルールについて私の考えを書きました。

 

 

幼児期から始めるルールを守る練習方法について詳しくお伝えするので、ぜひ読み進めていただければと思います。

 

 

ルールはひとつだけ | ルール設定が大事

たくさんのルールを一度に決めて全て守ってくれるお子様をお持ちでしたら、もうこの先は読まなくても大丈夫です。

 

我が子含め、まだ幼児期にルールを守ることは難しいのが現状です。

なのでまずはルールを作る、守るの流れを掴む様にします。

 

 

ルールはひとつだけ

一気にいくつも設けても守れません。

そのうえ親である私達がその全てに注意をしたり正しく導いたりするのは、大変です。

 

お互いノンストレスで練習をする為に、1つのルールを自然と守ることが出来たら次のルールを設定する様にします。

 

 

具体的なルールにする

幼児期の子どもに理解してもらうことを前提に設定します。

抽象的だとルールを理解するだけで苦戦してしまいます。

例えば

 

× お友達と仲良くしよう…抽象的

お友達にオモチャを貸してあげよう …具体的

 

この様な感じです。

 

 

結果が分かりやすいルールにする

守れた、守れなかったの2択で判断出来るルールにします。

上の例であれば、抽象的だと何をもって“仲良くできた”と言えるのか曖昧です。

具体的だとオモチャを貸した時点で守れたという結果になります。

 

 

練習①子どもにルールを説明する

ルールの存在を説明する

まずはルールを設定して、これだけは守ろうという話をします。

また大人でも理由も分からずに「これをやってね」と言われても、やる気になれないことがあります。

 

なぜそのルールが必要なのか、説明は必須です

 

 

守る方法も示す

小学生くらいになると、守る方法も自分で考えさせることが成長を促す方法としてアリです。

幼児期には答えまでしっかり教えてあげます。

 

 

練習②ルールを守らなかったら子どもに伝える

その場でフィードバック

時間が経って伝えても、幼児期の子どもには何のことかピンときません。

守れなかった時はその場ですぐに伝えます。

 

肯定文で伝える

“○○しないで!”と終わるのではなく、“○○せずに○○しようね”と言います。

どうしたら良いかまで教えてあげる方が分かりやすく、親も子もルールを守ることに集中することが出来ます。

 

怒鳴ったり、怒る必要はありません。
これはルールを守る練習なので、こういう時はこうしようと教えてあげれば良いのです。

 

 

3回続けて守らなかった場合の対処法

1回でルールを守れるのなら苦労しませんよね。

何回も言ってやっとです。

でもやり方を少し変えてみると良いです。

 

3回続けて守らなかった場合は

何も言わないで様子を見てみる

 

この時に大事なのは“様子を見る”の部分。

親を見て注意されるのを待っていたり、ニヤついて得意げな顔をしていたりすれば、ルールを理解しているとみなして良いです。

成功への道を進んでいる証拠なので一旦安心です。

 

逆に何も言わない親を気に止めることもなく、ルールを破り続けている様子ならルール自体を理解していない可能性があります。

 

その時はもう一度①に戻って説明をする必要があります。

 

練習③ルールを守れた時は心から認める

褒めるより認めるを意識

褒めるのももちろんOKです。

そこにプラスして認める声かけが出来るとより子どもはやる気を出します。

“○○のルールを守ってくれたからお母さん助かったよ、ありがとう”

と言われると、子どもは自分の言動を認めてもらえたことで自信を持ちます。

繰り返していけばルールを守ること自体を肯定的に捉えられる様になります。

 

 

ここまでの①②③を繰り返してルールを守る練習をします。

 

ここで重要なポイント。

親はブレないこと

 

子どもはルールを破った理由をあの手この手で説明してきます。

大人からみると言い訳なのですが、まずはしっかりと話を聞いてあげましょう

その上で子どもに流されることなく、ルールを決めた理由は何だったかを話しましょう。

例外を作らない様にします。

 

 


 

一度にひとつしかルールが決められないのですから、かなり地道な取り組みにはなります。

でもしばらく続けて幼児期のうちにルールを守る習慣がつくと、小学校に上がった時に校則やクラスの決まりごとに拒否反応を示すことなく受け入れられる様になります。

 

私も今3歳の我が子と実践中です。

すでに成果を見せ始めています。

こちらのお話ももう少ししたらまとめたいなと思っています。

 

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