子どもによく噛んでご飯を食べさせる5つの方法

食育

こちらは後編です。

 

前編はこちらからどうぞ。

 

前編ではいかに食べ物をよく噛むことが、子どもの将来に重要かということをまとめました。

今回は具体的にどうやってよく噛む習慣をつけるかをまとめます。

 

 

①調理の仕方を工夫する

調理の工夫で自然とよく噛むことを促します。

 

  • 根菜類をお料理に使う
  • お野菜を大きめに切って歯ごたえを出す
  • お肉は“ふたくち大”にしてみる
  • 出汁を効かせた薄味にする(噛めば噛むほど味が出る)

 

日々のおかずの一品を少し意識するだけで、食感の違いを楽しむことも出来るので取り入れてみて下さい。

 

 
全ての食事に取り入れる必要はありません。
逆に全てに取り入れると食べること自体に疲れて嫌がる可能性があります。
バランス良く取り入れるのが一番です。

 

 

②食事中に飲み物は飲まない

口に入れた食べ物を小さく噛み砕く前に、お茶やお水で流し込むクセをつけない為です。

流し込むクセがつくとあまり噛まなくなります。

 

食事は一汁三菜が基本と言われる様に汁物が含まれていることも多いと思います。

水分はその汁物や、お野菜等から充分に摂ることが出来ます。

 

お茶等の飲み物は食事以外のタイミングでこまめに飲む様にします。

食事中は控え、食後に少し飲む程度にします。

 

 

③“早く食べなさい”は禁句

子どもは食欲が無い時や食以外に興味がある時は、食事がサクサクと進みません。

出掛ける前の朝ごはん等は特に「早く食べなさい」と言ってしまいがち。

ですが、早食いは噛む回数を減らしてしまうので良くありません。

 

なかなか食が進まない時は外的要因も含めて要因を考え、それに合った対処をします。

 

だらだらと1時間以上もかけて食べている時等もあるかと思います。

食べることに集中していなければ、思い切って食事を終わりにするのもひとつの方法です。

 

 

④正しい姿勢で食べる

正しい姿勢のなかでも特に足を下に着けて食べることが重要です。

 

足が下に着いていない状態(座った時に足をブラブラと動かせる状態)だと噛む力が20%下がり、噛む回数が4分の1に下がると言われています。

 

ベビー用としてダイニングテーブルに挟み込むタイプの椅子もありますが

足が下に着いていない状態になるので、あごの発達が著しい幼児期には向いていません。

よく噛むという視点では、足が下に着くハイチェア等に変えることをおすすめします。

 

正しい姿勢で食べることは消化吸収を良くする効果もあります。

 

 

⑤親がよく噛んで食べる姿を見せる

子どもは本当に親の行動をよく見ています

その場で見ている様な雰囲気がなくても、です。

 

わざわざ「見て見て」と言わなくてもちゃんと見ています。

 

もちろんよく噛んで食べることは大人にとっても同じメリットがあるので、これを機にお父さんお母さんも意識してみると良いですね。

 

 

 

 

噛まない子どもの特徴
パンや麺類を多く食べている傾向にあります。
お米よりパンや麺類を主食にすることが多いな、という場合は要注意です。
バランスを見直しましょう。

 

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