あなたは子育てに悩んだ時、どうしますか?
保健師さんに相談?
ママ友に相談?
インターネットで調べる?
私は子育てに悩むことがたくさんあり、その都度リサーチして勉強し、トライして失敗、また再トライ…ということを繰り返して3年半経過です。
この“リサーチ”。
情報は専門家、インターネット、友達、親など様々なところから発信されます。
その多数の情報から正しいもの、自分に合うものを見つけていく作業は実はとても大変な作業です。
私は子育てにおいてスタート地点で大きく失敗をしてしまいました。
そんな私を反面教師にしてほしくて、私の後悔からどうしても世の中のお父さんお母さんへ伝えたいことがあるので、まとめます。
少し長くなりますが、経験談として気軽に読んでいただければと思います。
✔︎プレママさん
✔︎ひとりめ育児の方
✔︎育児に悩むすべてのパパママ
私の失敗〜母乳のことで大後悔
話は出産後の授乳期に遡ります。
出産した病院から退院時に「母乳だけで大丈夫」と言われたので、何の実感もありませんでしたが、完全母乳で育てることになりました。
体重の増えは順調なのでこのまま母乳で育てる様言われました。
地域の助産師さんによる自宅訪問がありました。
その時に初めて
「体重の増えが悪い。ミルクはあげていますか?」
と言われました。
ミルク…?
いいえ、あげていません。だって母乳だけで良いと言われたから…。
その時訪問に来られた助産師さんと初めて母子手帳の成長曲線をしっかり見ました。
1ヶ月健診の時点ですでに曲線がなだらかになっていました。
つまり、標準の域ではあるけれど順調に増えているとは言えなかったのです。
その日から慌ててミルクをあげ始めました。
乳腺炎になりました。
強い痛みと寒気と発熱。最初は乳腺炎とは分からずにひどい体調不良だと困惑しました。
後日、産院の母乳外来へ行きました。
助産師さんより「母乳はよく出ているので、ミルクをあげる必要はないですよ」と言われました。
確かに乳腺炎になるくらいだから、母乳は出ているのだと一度は納得して、完全母乳に戻りました。
ですが、毎日体重の増えが気になり、地域の育児相談には積極的に参加して計測と保健師さんの話を聞きに行きました。
その都度、「問題ない」と言われていました。
完全に成長曲線の目安枠から外れてしまい、再健診になりました。
それからミルクを足したものの、1か月後の再健診でもクリアにはならず、毎月1回かかりつけの小児科に通院しながら様子を見ることに決まりました。
今でも忘れない、とても辛い気持ちになる出来事がありました。
栄養士の方からこの様に言われました。
「なんでこんな低体重になるまで放っておいたのですか?すぐにミルクを追加して下さい。飲めるだけ飲ませて下さい。」
放っておいた…
こんなに頻回授乳を頑張り、何度も産院や育児相談に通い、その都度アドバイス通りにやってきたのに
「放置していた」と言われたのです。
その栄養士さんは今までの経緯を知らずに成長曲線だけを見ているので、その様に思われても仕方ないと思います。
でも当時の私は
「母乳外来で大丈夫って言われたのに」
「育児相談で保健師さんから気にしなくていいって言われたのに」
と、全て人のせいにしていました。
そしてこの言葉で
「この子の母親は私だけなんだ。どんな専門家でもこの子の親にはなり得ない。私がしっかりしなくては!」
と思う様になりました。
そして母乳スペシャリストを紹介すると言われ、その方のところへ行くと…
自宅訪問の時に家に来られた助産師さんでした。
遡ればそれまでに唯一、子どもの体重の増えが良くないことに気づき指摘をしてくれた方でした。
結局、母乳マッサージで母乳の出を良くしながら、ミルクも足すことで少しずつ体重は増えていきました。
3歳の今、小柄ながらも成長曲線の中には入って順調に増えていっています。
私はこの助産師さんに助けられ、授乳に関すること以外にも子育て全般を学びました。
子どもが大きくなってからも食事のことで相談に乗ってもらうこともありました。
そして私自身は勉強して食に関する資格をとり、人に情報をお伝えできるまでになりました。
私の様に目の前に出てきた情報に対して、自分で噛み砕いたりすることもなく「専門家が言っていることだから正しいだろう」で流されてしまうと、こんなことになりかねません。
つまり、溢れかえる情報をただ頭に入れるだけでは少し危険なのです。
ことが大切です。
失敗しない情報選択の方法
インターネットなど情報過多と言われるこの時代。
どうやって情報の取捨選択をしたら良いのか…。
特に子育てに関することは人任せにはできないことなので、慎重にいきたいところですよね。
ポイントは3つあります。
1.ひとりの話だけを鵜呑みにしない
とにかくリサーチは大切です。
育児で大変な時に藁にもすがる思いで出会った意見は、そのまま受け入れてしまいそうになります。
そもそも育児に正解はありません。
子どもの数だけ育児の方法があると言っても過言ではありません。
そのなかから自分に合う方法や最善の方法を導いてくれるのが情報です。
その為に専門家も存在します。
専門家は、なくてはならない大切な存在です。
ただ注意点があります。
立場や人により話が違うことはよくあるということです。
産婦人科医、小児科医、看護師、助産師、保健師、栄養士等…様々な専門家がいます。
様々な視点から意見をもらうことは新しい道の発見に繋がります。
2.この人は信用できる!人を見つける
今の話と矛盾して聞こえるかもしれません。
まずは何か悩む度に多くの話を集めて、そこから自分に合う答えを選択していきます。
それが習慣化してくると次第に「結局いつもこの人の情報を選択しているな」という人が出てくるのです。
そうなってくれば、それが貴重な出会いです。
それはリアルで関わりのある専門家かもしれないですし、身近な友人かもしれません。
今の時代ならSNSの世界かもしれませんね。
子どもが成長していく過程で、乳児期からの我が子を知っている人は貴重です。
小さい時から知っているからこそ、今までの経緯を知っているからこそのアドバイスや意見を聞くことが出来るからです。
3.納得すること
今挙げた2点に共通して大切なことがあります。
それは
です。
どれだけ信用できると思っても、自分の譲れない部分を曲げたり、少しでも疑わしきことがあるのに目をつぶってしまうと、後悔します。
あの情報があったからだと情報元に責任転嫁してしまうのです。
子育てを他の人に責任転嫁したところで、親は自分であり、選択したのは自分です。
そこだけは認識をしっかり持つことを忘れないようにしましょう。
まとめ
出産・育児においてインターネットも含めたくさんのサポートがあるなかで、情報を取捨選択することは大変です。
正解を探すというより
“親子に合った答えを探す”
ことが出来るよう、参考にしていただけたらと思っています。

そしてこのブログがその情報の一端になれるよう、これからも正確なお役立ち情報を発信したいと思っています!
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