感染経路をブロック!ノロウイルスから体を守る2つの対策

食育

先日、保育園の給食で食中毒が発生したとニュースになりました。

その原因について様々な意見があがって話題になっている様です。

 

 

 

大人ももちろん注意が必要ですが、内臓が発達途中の子どもにはさらに注意が必要です。

 

今回は食中毒の中でも秋冬時期に流行するノロウイルス感染症についてまとめます。

 

 

ノロウイルス感染症とは

ノロウイルスとは、嘔気・嘔吐と下痢を主症状とする急性胃腸炎の原因ウイルス

Medical Note https://medicalnote.jp/about

 

流行時期

11月〜4月頃とされています。

 

感染経路

ノロウイルスを持つ食品を食べることです。

「生牡蠣を食べてあたった!」というのはノロウイルス感染症になったということになります。

 

ただ感染経路はこれだけではありません。

 

感染力の強いウイルスで、空気中でもしばらくの間は生存出来ることが確認されています。

つまり、感染している人の飛沫や使った後のトイレ等から感染する可能性があります。

学校や保育園など集団生活をしている場で流行するのはこの為です。

 

症状

下痢・嘔吐・腹痛等が挙げられます。

1日〜2日と比較的短期間に症状が治りますが、ウイルス自体は体内に2〜3週間残っていると言われています。

 

予防接種

現在はワクチンが無く、予防接種はありません。

 

 

注意が必要な食品

二枚貝

有名なのは牡蠣です。

他にもアサリ、シジミ等の二枚貝は海水を多く含みその中のエサを食べるという生態があります。

その海水にノロウイルスが流れ込んでいる場合、海水と共にノロウイルスを取り込みやすくなってしまっています。

 

弁当・寿司等

ノロウイルスは十分な加熱により防ぐことに繋がるウイルスです。

ということは加熱しない食品には注意が必要です。

 

お弁当や生魚を使うお寿司などの加熱していない食材が使用されているものは注意が必要です。

 

 

予防のポイント① 手洗い

手についたウイルスを体内に入れないことにより、感染リスクを大きく減少させられます。

 

ドアノブや調理器具等から二次感染を防ぐ為にも手洗いは効果的です。

 

 

正しい手の洗い方

①流水で手を濡らした後、石鹸で手のひらを洗う

②片手の甲ともう片手のひらを擦り合わせる

③手のひらに指先を擦り付けて指と爪の間を洗う

④指と指の間を洗う

⑤親指をもう片方の手で握り捻り洗う

⑥手首を洗う

 

※ひとつの動きを15秒ほどすると良いそうです。

 

(参考 厚生労働省ホームページ)

 

 

手指に使うアルコール消毒について 
手洗いの代わりにはなりません! 
どうしてもすぐ手洗いが出来ない場合の応急的な意味合いで捉えてください。

 

 

予防のポイント② 加熱

食材の加熱はノロウイルスに対する効果が期待できます。

 

加熱する時のポイントは

中心部を85度以上に加熱する

ことです。

 

中心部の温度を全て計るのは大変ですよね。

 

食材の種類や厚み、火力などにより加熱時間も様々です。

調理方法を工夫して、いつもより長めの加熱を心がけましょう。

 

 

調理方法の工夫

蒸し焼き

肉厚な食材を焼く時は焼き目をつけた後に少量の水を入れて蓋をし、蒸し焼きにすると良いです。

中心部まで火が通ります。

 

揚げ物は低温

高音で揚げると見た目はキツネ色になっていても、中を見ると火が通っていないことがあります。

低温でじっくり揚げる方が良いです。

 

具材を小さめに切る

例えば

●ささみフライは一切れ丸々ではなく

 縦に3等分してささみスティックフライにする

●ハンバーグの厚みを半分にする

などなど…

 

 

 

まとめ

秋冬に流行するノロウイルス感染症。

感染力が強く厄介ですが、ひとりひとりが気をつければ予防できる病気です。

 

保育園や幼稚園で流行させない為にも家庭でも出来る限り感染予防に努めましょう。

 

✔︎手洗いは1日何回もする 
✔︎食べ物は中まで火を通す

 

 

他にも食中毒の予防策を詳しく知りたい!という方はこちらをご覧下さい。

 

衛生管理について子どもに教えながら実行する流れをまとめています。

 

 

 

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