私は“子どもの自己肯定感を高める”ことを意識して育児をしてきました。
早3年。
今さらながら気づいたことがあります。
旦那が自己肯定感の意味すら知らなかった事実…。
説明をして以来、旦那が子どもに何か注意したり叱ったりする度に“今のもダメなのかな?”“この言い方はまずかったかな?”と聞かれます。
それでさらに気づいたこと…
自己肯定感を高める為の叱り方や言葉がけは、基準が難しいということ…。
でも父母の教育方針は合わせた方が良いので、旦那様にも理解を深めてもらいたいですよね。
今回は前編後編と分けて、自己肯定感についてのお話です。
前編では自己肯定感の基礎の基礎。
後編では出来るだけ具体的なシチュエーション込みでまとめます。
旦那様にこう説明したら良いと思いますって視点で書いています。
自己肯定感とは
そもそも何かという話です。
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり[1]、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である
引用元 Wikipedia
つまり“自分は存在価値のある人間だ”と思える感情のことです。
自己肯定感が高いと何が良い?
自己肯定感が高い人は自分に自信を持っています。(過信とは違います。)
自信があると失敗を恐れません。
なぜなら失敗をしてもそこから学べる、立ち直ることが出来る確信があるからです。
失敗を恐れないということは、いろいろなことにチャレンジできるということです。
チャレンジできるということは、自分の可能性を広げられるということです。
人はやりたいことや目標が見つかると頑張る力を持っています。
それともうひとつ。
“人の役に立ちたい”
“人の助けになりたい”
という動機で頑張る力も秘めています。
自己肯定感が高い人は自分の存在に価値を見出しています。
その為自分が人の役に立つのだという意思のもと、人の為に頑張ることができます。
そういう人は、人と人の繋がりが自然と強くなっていきます。
本人は見返りなど求めていないのですが、自然と人が集まってくる人になるのです。
他にもあるのですが、誰かに説明するにはこの2つの例が分かりやすいかなと思います。
自己肯定感が低いと何が悪い?
上に挙げた「何が良い?」 の逆をいけばおのずと答えが出ますが…。
それ以外のところを挙げてみます。
自己肯定感が低いと常に
“どうせ自分は…”
“自分は周りよりダメな人間なんだ”
という感情で物事を捉えてしまいます。
本当はもう少しで成功出来たのに諦めてしまったり、本当は周りから評価されていたのに自分で自分の評価を下げてしまったりします。
せっかくの成長の機会を自分で逃しているのです。
自己肯定感が低いとチャレンジする前から諦めるので、経験値がどんどん低くなります。
特に社会に出ると知識だけではなく経験がモノを言うことがあるというのは、誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。
経験値が少ないと自分ひとりで物事を決めたり判断することがとても難しく感じる様になります。
すると、誰かに頼ることになります。
その結果、うまくいかないとその誰かのせいにしてしまう傾向もあるのです。
極端な例ですが挙げます。
大人になってどんな仕事に就きたいか決めることが出来ず、母親に勤める会社を決めてもらった。
でもいざ入社したらすごく大変で挫折。
それを母親のせいにする。
という感じです。
自己肯定感を高めるにはどうしたら良い?
ここで子どもには親の対応が重要になってきます。
- 子どもを正当に認める言葉をかける
- 成功体験をたくさんさせる
- 失敗しても咎めない
- 子どもの言い訳をしっかり聞く
- 子どもが欲求を満たそうとしている時は見守る
これらを意識して過ごすと子どもは親に認められ心が満たされて育つので、自己肯定感が高くなります。
親が子どもにしてあげられること
親が子どもを育てているつもりが、子どもに親が育てられていると感じることはありませんか。
私はよく思います。
子どもの生涯で親が子どもにしてあげられることは実はほんのわずかです。
将来たくさんの選択肢を持つことが出来るように、はたまたたくさんの人と出会い良き出会いに恵まれる様に、と願うお父さんお母さんへ。
親の声かけや環境作り次第で可能です。
ぜひ一緒にやっていきましょう。
とはいえ具体的にどうすれば?となっている方へ
後編では具体的なシチュエーションを挙げて、何をどうしたら良いのかまとめていきます。
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