子連れでお買い物…どんな印象を持ちますか?
“子どもが退屈する前に手早く済ませる”
“子どもを気にしつつ買い忘れしない様にしないと”
“子どもとのお菓子を買いたい買わないの攻防戦”
などなど
大変なイメージが強いのではないかと思います。
私も最初はそうでした。
でもお買い物は子どもの勉強の時間と考えるといかがでしょうか。
“知育”というからには特別なことをしていると思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
いつものお買い物の時に子どもとコミュニケーションを取る機会を増やすイメージです。
今回は
お買い物で何を得ることができるのか
具体的にどんな風にお買い物をするのか
をまとめてみました。
物の名前をたくさん覚える機会になる
●食材の名前を教える
スーパーの食料品売り場だけでも、多くの物が陳列されています。
ご家庭で料理をするお母さんは、使いやすい食材や自分の好きな食材に目が行きがちです。
すると自然と同じ食材を中心に食卓に並ぶことになります。

それが悪いことだと言いたいわけではないです!むしろそれが普通です!
食料品売り場に陳列されている食材はそのような偏りは少ないので、様々な食材の名前を覚えることができます。
食材を見て「これは〇〇だよ」「△△△という料理に使われるよ」と声をかけながらカゴに入れていくと良いです。
●たまに普段買わないような食材も買ってみる
たまには「食べたことないね。どんな味がするのだろうね。買ってみようか。」と買って使ってみるのも良いです。
●その日の夕飯に出してみる
その初めての食材を使った料理を夕飯に出して「これが今日買った〇〇だよ」と教えてあげると、お買い物からお料理への流れを理解するようになります。
その後に台所育児に取り組む際も、子ども自身が頭の中で流れが掴める様になります。
食材から季節を感じる
●旬の食材を一緒にみる
最近はハウス栽培が主流の食材も増えてきているので、大人でも旬がいつなのか分からない食材が多いですね。
それでも季節によって陳列棚の商品は変わります。

旬の物は栄養たっぷりなので、食べると健康につながります。積極的に取り入れたいですね!
「春になったからそら豆が出てきたね」など食材と季節を関連付けて声かけをすると良いです。
地理を学べる
●産地に着目する
海外で生産され輸入されているもの、日本の地元の食材など様々な産地が表示されています。
「これは〇〇県産だって。おばあちゃんが住んでいる所だね。」等、身近な人物や出来事と関連付けて話をすると、子どもにも分かりやすいです。
子どもから「〇〇ってどこ?」など質問が出てくる様になると地理の勉強にもつながります。
家に帰ったらぜひ地図を広げて、自分たちが住んでいる場所や産地を指さしして遊びましょう。
仕事をする人を知る
●働く人を実際に見ることが出来る
品出しをする人、レジ係の人、清掃中の人、魚をさばく人等、スーパーには様々な人が働いています。
幼児期後期になると“働く”という概念も正確に理解できる頃です。
一生懸命に楽しく働く大人の姿を見ることは、将来の夢など自分が働く姿をイメージすることにつながります。
●働く人への感謝の心を持つ
働いてくれる人がいるから流通が成り立っていることを知ります。
これは幼児期の間に理解することは難しいのですが、小学生・中学生と成長した時に幼児期の経験が関わってきます。
お金の価値を考える
●自分でレジを通してみる
最近は自分でレジを通すセルフレジも増えてきました。
子ども用の踏み台が準備されているお店も多いので、ぜひ子どもに作業をさせてみて下さい。
混雑しておらず時間が許す時にやってみましょう。
子どもにとってはおままごとの延長の様に、積極的にやってくれると思います。
「バナナ128円~、ほうれん草98円~」など言いながらレジを通します。
●お金を支払う場面もしっかり見せる
セルフレジでも有人レジでも、お金を支払って物を買う行為は同じです。
幼児期後期でよくある、お菓子を買う買わないの親子論争もこの概念が少しずつ助けてくれることになります。
まとめ
いかがでしたか?
ここに挙げたことを急に全部意識しようとすると、お買い物が全く進みません。
日常のお買い物時間に少しずつ取り入れてみて下さい。
幼児教育については多くのお母さんが考えることかと思います。
レッスン料を支払ってプロの教育を受けることも、もちろん素晴らしい教育です。
一方でお買い物はお金をかけずにできる幼児教育だと考えたら、少しくらいお買い物に時間がかかっても良いですよね。
コメント