離乳食期。
子どもの食に対する悩みを抱えながら頑張ってきたお父さんお母さん。
そろそろ離乳食期を抜けるかなと思ったら次にくるのは幼児食期。
離乳食ほどメジャーに取り上げられませんが、幼児期も食に関して大事な時期です。
なぜなら
子どもの自我が芽生える時期であり
体と脳が急成長を遂げる時期である
からです。
幼児食をうまくすすめるのはとても難しく大変なことなのです。
今回はここで幼児期の食事についてお悩み相談室を開催します。
今回はお悩み2ケースを解決していきます。
お悩み① 気に入った食べ物ばかり欲しがる
まずはこんなお悩みです。

うちの子かぼちゃが好きすぎて、かぼちゃばかり食べるんです。
食卓にかぼちゃを出すと、先に食べてしまってお腹が満たされるのか、他のものを食べません。どうしたらいいんでしょう。
これ、以前の私です。
2、3日食卓に出さない様にしただけで子どもからのかぼちゃコールが鳴り止まず。
毎食求められるようになってまた食卓に出すようにしました。するとやっぱり1番にかぼちゃを食べてお腹が満たされ、他の物をあまり食べない時期がありました。
こんな時は
です。
幼児期の子どもがよく食べる物は、“美味しいから”という理由だけではなく、食べ慣れたものを好んで食べる傾向にあります。同じ食材ばかりを欲しがるブームはよく起きます。
あまり深く気にせず、まずはしばらく見守ります。
同時に少しだけ意識してほしいことがあります。
それは
ことです。
ブームの食材に代わるものが見つかると、次なるブームへ移ります。栄養の偏りや消化の面から考えると、いろいろな食材や料理を知って、気に入った同じ食べ物以外にも多くの美味しい食べ物があることを知らせてあげると良いです。
お悩み② 嫌いな物は吐き出す
次の相談者さんはこんなお悩みです。

うちの子、ほうれん草が苦手で一口食べてもすぐ出してしまうんです。
口から出すなんてお行儀が悪いし、しない様に言ってるんだけど、なかなか食べてくれなくて…。 美味しいのになんで嫌いなんだろう。
この悩みでまずお伝えしたいのは
ということです。
口に入れたもののベーっと出してしまうこと、よくあると思います。
すごく美味しく調理していても食べ慣れていないと吐き出してしまうこともあります。
離乳食期の頃は吐き出しても気にしなかったお父さんお母さんも、幼児期になると「好き嫌いせずに食べなさい」という考え方にシフトして、頑張って食べるように促そうとする方が多い様です。
そもそもその食材が嫌いで吐き出したのかどうかをみます。
子どもの舌は大人より敏感です。
味だけではなく、食感・匂いなどに慣れていない食べ物は舌が受け付けない場合があります。
しつけの面で口から出すなんてやめさせたい!と思うのは同感です。
でも「口から出したら行儀が悪いからやめなさい」と言っても子どもに理解してもらうことが難しいですよね。もっと早い方法をお伝えします。
それは
ことです。
具体的にはこんな方法です。
《例:ほうれん草の場合》
●切り方を変えてみる
ほうれん草は繊維が多いので食べにくいことが考えられます。
繊維を断つ様な方向に切ると良いです。
他にもキュウリ等はスティック状にして手で掴んで食べる様にしてみたり、お肉も繊維を断つ方向で切ると食べやすくなります。
●片栗粉を活用する
片栗粉はとろみをつける時に活躍します。
ほうれん草だけがお口に残って出してしまう場合等は、片栗粉を使い他のお肉などと絡めて食べやすくします。
●マヨネーズを活用する
子ども受けが良いマヨネーズ。味がまろやかになり食べやすくなります。
●くるくる巻く
葉野菜や薄切り肉は噛み切りにくいので、くるくると巻いて調理すると食べやすくなります。
例えば、いんげんやニンジンスティックなどをほうれん草の葉で巻いて、さらに豚薄切り肉で巻いて焼くと食べやすくなります。
まとめ
✔︎まず見守る
✔︎他にも魅力的な食べ物を用意する
●食べ物をベーッと出す時
✔︎嫌いだと決めつけずに調理方法を工夫する
幼児食期の悩みは尽きないものです。
他にも私が実際に悩んできたことや、周りでよく聞く悩み等が増えたら相談室を開きたいと思います。
何かあればコメント欄もお受付しております。
よろしくお願いします!
コメント